2012年1月31日火曜日

iPhone app (MotionX GPS) でデジカメ写真に位置情報を

以前に記事にしたデジカメで撮った写真のExifに位置情報がつく楽しさ!

Exifと位置情報... Exifには写真の撮影日時、撮影時のカメラの設定の他、写真を撮影した場所の位置情報などが記録されている。iPhoneなどで撮影した写真には自動的に位置情報が付加されるが、GPSを持たない一般的なデジカメでは位置情報は付加されない。

前回の記事ではSONYのGPS-CS3Kという専用のGPSロガーを用いれば可能というお話でした。
で、実際に買って旅行で使ってみたものの…
・電池交換が面倒
・カメラの他に荷物が一つ増える
・起動してから最初の位置情報の取得に非常に時間がかかる
・GPSログ取り込み用ソフトがWindows用しかなく、Macでは不便(以降で代替ソフト紹介します)
 などなど、不満が結構でてしまいました… そこで、今回iPhone appのMotionX GPSで位置情報のログをとってみました。(iPhoneは4Sを使用)
ちなみにこのappは有料で、私が購入したときは¥170でした。

MotionX® | MotionX News » MotionX-GPS http://news.motionx.com/category/motionx-gps/
以下のブログでは英語版のマニュアルを日本語に翻訳して公開しています。少し前のバージョン向けの日本語マニュアルですが、問題なく使えます。
Low Level Camper http://llcamper.seesaa.net/

こんな感じで高度や正確性など、細かい情報、もちろん地図も表示できます。ちなみに自宅とは全く関係ない場所(笑

結論から行くと、MotionX GPSはGPSロガーとして問題なく働いてくれました!
ちなみに、ログデータはGPXというファイル形式(拡張子.gpx)で出力でき、それはGPS Photolinkerというソフト。(Mac用です。ここではWindows用は紹介しませんが、いくつかあるので探してみてください)

GPS Photolinker http://www.earlyinnovations.com/gpsphotolinker/

使い方は簡単。写真とGPXファイルを読み込ませ、AutoのBatch save to photosをクリックすれば自動で全てExifを上書きしてくれます。
ちなみに私の設定は以下の通り。City, State, Countryも書き込めるようですが、文字化けしたため使用していません(Preferences...でOFFできます)。
この設定だと長時間一時停止しているときに撮った写真には位置情報がつかない。室内に長くいた場合などはあまり好ましくないかも

私の個人的な感想として、
MotionX GPSのメリット
・MotionX GPSはiOS appであるため、荷物が増えずに済む
・有料appだが、GPSロガーに比べればかなり安い
・GPSロガーにはない様々な機能が利用できる(地図、ログ取得の一時停止、高度取得など数えきれませ・・・)
・GPS信号が途切れるとお知らせ。これは地味に便利かも。
・バックグラウンドでもログをとり続けるので、普段通りiPhoneを使うことができる
・正確に比較したわけではないが、一番最初の位置情報取得が速い

デメリット
・iPhoneの電池の減りが早くなる。といってもログを取るだけの目的なら余裕で1日もちそう。旅行先などでログもとりつつ、他のこともやるなら予備バッテリーは必要。eneloopがたくさん余っているので、電池から充電できる充電器を購入しました。

・全て英語。日本語マニュアルも参考にしつつ頑張れば問題なし。


GPSロガーを考えている方、おすすめです!しばらくNEX-3と共に使ってみたいと思います。