2010年7月24日土曜日

SoftBank (iPhone) とSkypeの通話料を比較してみる

※この記事は2010/7/24現在の情報を元に書いています。
また、間違いなどもあるかもしれません。料金プランなどはご自身で十分に調べた上で、契約をしてください。

SkypeがiOS4のマルチタスクに対応し、電話の代用になる可能性が出てきたので料金を比較してみた。(Skypeには電話に発信できる有料プランがある)

比較したのは以下のもの(今回は固定電話のみしか発信できないプランなどは除外)

  • SoftBankでiPhone契約時のデフォルトであるホワイトプラン(i)「ただとも(ホワイトプラン契約ユーザー)」同士は1:00-21:00は無料。他の時間帯・他キャリアは¥21/30秒。ホワイトプラン(i)の基本料金は、iPhoneを契約している以上、必ず発生するため、今回は考慮しない。
  • SoftBankの割引オプションであるWホワイト。上のホワイトプラン(i)と同様に「ただとも」は適用。その他の通話料は半額の¥10.5/30秒。ただし、通話をしなくても¥980/月が基本料金とは別に発生してしまう。
  • Skypeのプリペイド。通話料は携帯電話に対する発信で¥17.5/分(固定電話に対しては¥2.66/分)。ただし、1回の通話ごとに¥9.9の接続料が発生する。また、名前の通りプリペイド式なので、事前に購入する必要がある。
  • Skypeの月額プラン¥900/月¥1,600/月の2種類が存在し、前者は60分まで通話可能、後者は120分。時間超過後は、プリペイドされたクレジットを消費していく(通常のプリペイドにさらにそれぞれ14%、23%割引かれる)。このとき¥9.9の接続料は発生しない。

これらをまずグラフにしてみた(SoftBankに関しては国内の他キャリア携帯・固定電話に対して発信、Skypeに関しては国内の携帯電話と固定電話へ発信した場合2パターンを想定して計算)。


グラフからわかること
  • SoftBankのホワイトプラン(i)とWホワイトを比較すると、月々47分程度以上通話したときWホワイトをつけた方が安くなる。
  • 携帯のみへ発信した場合、
    • Skypeのプリペイドと60分定額プランを比較すると、月々52分程度以上通話したとき60分定額プランの方が安くなる可能性がある。しかし、プリペイドは接続料が発生するため、実際にはもっと短い通話時間でも60分プランの方が安くなる可能性が高い。
    • Skypeの60分定額プランと120分定額プランを比較すると、月々107分程度以上通話したとき120分定額プランの方が安くなる可能性がある。
  • 固定電話のみへ発信した場合、発信回数によるが、ほぼすべてにおいてプリペイドが得

ここでもう一つの注意点が、「ただとも」を考慮に入れる必要があること。
つまり、上のグラフのSoftBankの2つは「ただとも」を含んでいない。
ただ、ただともとそれ以外の相手に対してきちんと使い分けをすればフェアに比較できる。
ということは、このグラフの通話時間はただとも以外との通話時間ということになる。

通話相手のほとんどがSoftBankのホワイトプラン契約ユーザーでかつ昼間であれば、ほとんど無料で通話できる。
ただとも以外とどのくらい通話するかで、どのプランを選ぶべきか判断すればいい。

また、Skypeのグラフは最大(携帯のみと通話)と最小(固定電話のみと通話)を表示したので、実際に通話する割合により通話料金がかわる(三角形の範囲内で決まる)。プリペイドは接続料の関係で上にシフトする可能性があるが。

さらに、SoftBankは30秒ごとの課金、Skypeは1分ごとの課金なので、細かい違いが出てくる。
これらの内容を総合すると

  • 短い通話は通常の通話が得(Wホワイトなら尚良い)
  • 長い通話では、携帯相手でもSkypeでWホワイト以下の通話料で通話が可能

他にも、Skypeと携帯電話の通話音質など、比較しづらい要素もある。

これらの結果から、使用者の使い方によってどのプランが得か決まりそうである。
私の場合は、Skypeプリペイドを買っておいて、少し連絡をとるときは通常発信、長電話になりそうなときはSkypeと、使い分けるスタイルが良さそうだ。

とりあえず、プリペイドを買って試してみようかな。